テニスの試合で勝つために私がやっていたこと

こんにちは。

このブログなんですが、
テニスを中心としたスポーツ関係のプロダクトの話を
やっていこうと思っていたんですが、
私自身仕事以外でやりたいと思っていることが、
「専門の指導者がいなくてちゃんとしたスポーツ指導を受けられない
日本のジュニア世代の人のスポーツに関するサポート」
ということもあり、
これに役立つと自分が思っているものも
ここに書き残していきたいと思っています。

もちろん、プロダクトのマニアックな話をしていって、
日本のスポーツ産業について考えるヒントにするという活動もやります。

今日の話ですが、
「テニスの試合で勝つために私がやっていたこと」にしたいと思います。
誰も私の体験談とか期待してないのは分かっているんですが、
前のエントリーとの関連もあって書き残しておきたいので、やります。

前のエントリーですが、内容としては、
「テニスの試合で勝つために一番大事なことは、
マッチポイントを自分のポイントにする」
ということでした。

私は、25歳の時に、
会社のテニス部の先輩から、それを聞きました。
続けて言われたことは、
「マッチポイントを取ることをイメージする、
それにしたがって今日の試合の流れをイメージする、
さらに今日1日のコーディネートをする」
ということでした。

東京都実業団リーグの試合に出させてもらえるようになってから、
2年経った時で、テニスの楽しさを知って熱心にやるようになったけど、
全然試合に勝てない上に接戦になるとほとんど負けるということを
続けていた時期でした。

自分がやりたいテニスで勝つのが一番楽でいいんですが、
実際は勝てないし、試合に出るならやっぱり勝ちたいので、
とにかく、試合に勝つにはどうしたらいいかその言葉を元に考えました。
あと、それを教えてくれた先輩社員の真似をしました。

技術上達のための練習とか、
トレーニングももちろんしてますよ。
それはみんなやってることなので、
ここでは省きます。

それ以外でやったこと。
ここから書きます。

(テニスのプレーそのもの)
・ワイドにサービスを全く打たない。
 基本すべてのサービスをセンター付近に入れて、
 マッチポイントのみワイドに打つ。
・自分の一番速いサービスはマッチポイントの時に打つ。
 それ以外は回転多めの遅いサーブ。
・マッチポイント以外はダウンザラインのショットを極力控える。
・マッチポイント以外はフォアでフルパワーショットをしない。
・試合中、たまに常識外れなポジショニングをして、
 たまにそれで抜かれたりしてみる。

(プレーそのもの以外で試合中やったこと)
・ポイントを取って嬉しくても、マッチポイントを取り切るまでは、
 出来る限り喜ばない。喜ぶ素振りも出来る限り見せない。
・ポイントを取られても、どれだけ悔しくてがっかりな気持ちになっても、
 できる限り平静な素振りをして、
 いつものポイントと同じように次のレディポジションへ向かう。
・疲れていても、疲れている素振りを見せない。
・いつも同じリズムでレディポジションに向かう。
・チェンジエンドで、ベンチに座る時間も同じ時間の使い方をする。

書いてみたら、結構普通だな。
ここから私のオリジナリティがあるかもしれません。

(その他)
・試合前のサービス練習では、2割くらいしか力を入れない。
・オンコートでその他練習ができる場合も基本2割くらいしか力を入れない。
・ゲームウェアを、ちょっと古いものを使うとか、
 バーゲンで売られてそうなものを使うとか、
 テニスの試合を熱心にやっている人はそのブランド選ばないとか
 そういう感じのゲームウェアを選ぶ。
・ウォームアップウェアは、ルールの縛りもないので、
 もうこれはテニスウェアにしない。
・ラケットはお店に売られている新型を使わない。
 1シーズン前のものを使う。
・試合前の準備運動系のものは、できるだけ人目につかないところでやる。
サプリメントもできるだけ人目のつくところでは摂取しない。
・人目につくところではできるだけタラタラした感じの雰囲気を作っておく。
・試合会場に入ってからはもちろん、試合会場に向かう電車の中で
 チームメイトがいても、
 「昨日残業長くて、ちょっと疲れ合って体調悪いねん」とか、
「今日は調子ええで」とか
 絶対に言わない。そういう素振りを出さない。

書いてみたらこんな感じです。
全ては、マッチポイントを取り切るため、
その確率を最大に上げるためにやったことです。

マッチポイントを取るために私がやったことのポイントとしては、
一言で言うと、「自分の手の内を極力相手に見せない」ということです。
もうちょっとブレイクダウンすると、
・マッチポイントで相手の読みを外したプレーをする。
・マッチポイントまで、自分の得意技を相手に悟らせない。
・マッチポイントまで、できるだけ自分の不得意な部分を相手に悟らせない。
・マッチポイントまで、自分の精神状態を相手に悟らせない。
・マッチポイントまで、自分がそういう試合運びをしていたということを相手に悟らせない。

そういうことでした。

どこかのチャンピオンとかそうでもない自分自身の話であまり長いのも、
なんか微妙な感じがするので、
ここで終わりにします。

次は、できれば、
「テニスとメンタル」の話をしようかなと。
この話題に関するよくある展開と違うもので、
リアリズムに立ってちょっと考えてみたいと思います。

では。