アンディ・マレーのアパレルとラケットの話

ブログ復活して2つ目のエントリ。
まだ超マニアックな話は控えて、
オーストラリアンオープン2015男子シングルスの
ファイナリスト、準優勝のアンディ・マレーが身に着けているものの話をします。

マレーですが、イギリス人、スコットランド人です。
英国は知っての通りテニス発祥の地で、
さらに言うと近代のスポーツそのものの発祥の地だったりします。
ってことで、イギリス人はスポーツで世界のトップ選手になると、
ほとんどすべての種目でかなり恵まれた環境で活動できるのです。
だって、スポーツ発祥の地なんだよね。

スポーツと言うと努力と根性とか言って、
学校でスポーツすると1年生は玉拾いしかやらせないとかやってる国とは
わけが違います。

いきなり話がそれました。すみません。

マレーですが、
190センチくらいの身長で手足が長くてテニス選手としては
理想的な体型です。
で、全てのスキルが高レベル、特に速いテンポのストローク戦となると
ラケットが届く範囲はまずミスがない、
本当に高次元の選手なのです。
イギリス人でここまで全てが高次元の選手はいなかった(と思います。)

前振りが長かった。

マレーが試合で身に着けているものですが、
プロデビューしたころから話します。

プロデビューから2009年まで、
マレーのアパレルはフレッド・ペリーでした。
フレッド・ペリーってイギリスの正統派ファッションブランドですよね。
テニスウェアのイメージはないんですが、
フレッド・ペリーさんはテニスプレイヤーで、
1930年代のウィンブルドンチャンピオンだったりしました。
んで、2013年にそのペリーさん以来マレーはウィンブルドンチャンピオンになったということです。

マレーがフレッド・ペリーを着てた理由は知らないんですが、
ヘンマンもできなかったペリー以来のウィンブルドン優勝を
10代のころからマレーは期待されていたことは間違いありません。

それ以外にフレッド・ペリー着てた選手の記憶がないので、
たぶんATPツアーを回ってる選手の中で当時フレッド・ペリー着てた選手って
マレーだけだったと思います。
もしかするとマレーの兄で今はダブルス専門の選手のジェイミーもそうだったかもしれません。
分からないんですが、調べてたら時間がかかるので本件は調べません。

で、マレーはトップ10の常連になった後、
2009年からアパレルチェンジ。
アディダス着用になりました。
当時だと、ジョコビッチ、マレー、シモンと言った感じで、
トップ10にアディダス着用の選手がすごく多かったんですよね。
アディダスって、各選手に同じデザインのアパレルを配る傾向があって、
ほんと、同じウェア同志で試合するとか当時は頻発していました。

マレーはアディダス、似合っていたと思います。
イギリス人がナイキ着るのもなんか微妙な気もするし…
と思っていたら、マレーは今年、ナイキよりもアメリカンなメーカーの
アパレルにチェンジすることに!

マレーは今年から4年間、アンダーアーマーのアパレルを着用する契約をしたそうです。
アンダーアーマー
もともとは、アメリカンフットボールのアンダーシャツのメーカーで、
完全にアメリカ国内で消費されるブランドだったはず…だったんですが、
アンダーアーマー、アメリカメーカーの割にはアパレルが高機能なのです。
それでいて、日本の高機能スポーツアパレルとかオーストラリアのSKINSみたいに
超高機能だけどバカ高いとかそういうのでもなく、高機能だけど安いんです。
ここは、毎日使えないと意味がないと考えるアンダーアーマーのコンセプトだったりもします。

で、アンダーアーマー
20年前にアメリカンフットボールと野球から始まって、順調に規模が大きくなって
この5年でその他競技のアパレルにも参入するようになりました。

7年ほど前から、日本でもテニスの試合で使えそうなアパレルも流通していたんですが
その時はさすがアンダーアーマー、筋肉ムキムキの人を想定したビッグシルエットなつくりでした。
(私も選手時代、着用していましたが、シルエットがそんな感じなので、
公式戦で相手から「それテニスウェアですか?と指摘されたことがあります。)

しかし!今のアンダーアーマーテニスは違います。
今のテニスウェアっぽく、スリムシルエットで作ってきています。
手足が長くて胴体が細いマレーに似合うようなシルエットになっていますね。
フレッド・ペリーは、イギリスメーカーらしく、ちょっとだぼついた結構クラシカルっていうか
地味なシルエットだったのと対照的です。

マレーは今はまだ、アディダスのシューズを履き続けているみたいですが、
アンダーアーマーはちゃんとテニスシューズを作って、早々にマレーに履かせるみたいです。
マレーが履くのならちゃんとした感じなんだろうなと私も期待しています。
まあそこは、スポーツシューズの国とも言ってもいいアメリカのトップメーカーなら
抜かりはないと思います。

長くなった。

マレーのラケットについてちょっとだけ。

マレーはジュニア時代からずっとラケットはヘッドで、
ずっとラジカルです。
で、長年iラジカルっていう2002年ごろ売られていたラケットを
2007年くらいまで使ってたんですよね。
どうしてもあれがよかったんだろうとか思いますが。
で、2008年くらいからちゃんとした今市場に売られてるラジカルを使い始めて、
そこからは旧型を使うとかそういうことはなくなりました。
ヘッドのことだから、ペイントジョブの可能性は消えませんが。

で、マレーはラジカルなんですけど、グロメットはキャップグロメットで、
プレステージみたいなあの張る人泣かせのグロメットで、
ストリングは縦16横19、つまりラジカルプロ型です。
ラジカルは縦18だからラジカルなような気がするんですが、
そんなことを気にするのは私みたいなラケットマニアだけっていうこともありますね。
はい。

でもなんか、キャップグロメットがいいんだったらプレステージ使えよとか
どうしても思ってしまいますが。
とかそういうこと思うのも私みたいなラケットマニアだけです。すみません。

マレーのストリングですが、知りません。
ルキシロンユーザーだった記憶がありますが。
後から調べよ。

長くなりました。
今夜はこれで。